合成樹脂の種類
高分子化合物からなる物質の中で、成型品や薄膜にして使用することを目的として製造されたものであり、大きく分けて「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」の2種類あります。
熱可塑性樹脂
熱を加えると柔らかくなり冷やすと硬まる性質で、一度硬まっても熱を加えると再度柔らかくなることができます。
靭性に優れ、短時間で成形できるうえにコストが安価ので生産性が高いです。
また加熱することにより再度成形できるので、不良品などをリサイクルしやすいです。
よって合成樹脂は熱可塑性樹脂が大半です。
熱硬化性樹脂
熱を加えると硬くなり、再び熱を加えても柔らかくならない性質があります。
分子結合の特性としては、安定性があり強くて熱に対しての耐性があります。
例えばシリコン製のゴム皿です。
高い熱にも溶けず耐えるため、オーブンやレンジ対応可能なのです。
料理やレンジ内にくっつくこともなく、熱硬化性樹脂は耐熱性に優れています。
しかし、熱可塑性樹脂に比べて衝撃には弱く落とすと割れて砕けてしまう可能性が高いです。
また材料を再利用できない性質があります。