海洋プラスチック問題に対する生分解性プラスチックの課題
生分解性プラスチックによる海洋プラスチック問題へのアプローチには、大きく分けて3種類の課題があります。
1つ目は「水環境での分解可能な生分解性プラスチックは限られている」ことです。
一般的に生分解性プラスチックは「水」「コンポスト」「土壌」での分解が主流ですが、海洋のような水環境下で分解される生分解性プラスチックは一部の素材に限られています。
2つ目は「通常の環境下での非分解性の確保」です。
漁具を、水環境での生分解性が進むプラスチックに置き換えるとなると、通常使用する中で分解してしまっては問題外となります。
そのため、分解完了までにかかる時間等で調整する必要があります。
3つ目は「部制の安定性を確保する」ことです。
一般的に生分解性プラスチックは、通常のプラスチックよりも物性が不安定であり、プラスチックに求められる性能を満たせなくなる可能性があります。
この点は、今後の技術革新に期待したいところです。